fukuokadays’s blog

福岡情報のご紹介。福岡の歴史・グルメ・イベント・観光・ビジネス・暮らし・子育て・デート・趣味・健康を伝えるページです。 時に、人や福岡に関わる物事にもフォーカスします。株式会社くじらが運営しています。

20210415152350

福岡デイズは、株式会社くじらが運営しています。

福岡デイズmap

福岡うどん戦争①-牧のうどん-

福岡デイズ、糸島エリア「非おしゃれ」部門担当、
ゴーシ先生です。

 

非おしゃれな糸島グルメと言えば、
まず、ここを紹介しないわけには行かないでしょう。

 

『牧のうどん 加布里本店』!

 

f:id:fukuokadays:20201209091535j:plain

 

www.makinoudon.jp

 

 

本題に入る前に、
牧のうどんにはイントネーション論争があり、
「牧の↑うどん」と上げるか、
「牧の↓うどん」と下げるかです。

もともと、
加布里の牧(という地名)にあった畑中製麺所が、
愛称として「牧のうどん」と呼ばれ、
それが正式店名となりました。

だから糸島地元民は、「牧の↓うどん」です。

f:id:fukuokadays:20201209091640j:plain

 

さて、今回は、今後の展開を考え、
素うどん(330円)をチョイス。
注文の方法は、メニュー表兼注文票に、
杯数(今回は中めん1杯なので1)を書き、
間違わないように、メニューに横線を入れます。

 

f:id:fukuokadays:20201209091626j:plain

 

素うどんを注文すると、
うどんと、別皿で天かす、
そして追加のスープがやかんでやってきます。

 

f:id:fukuokadays:20201209091704j:plain

 

「うどんウエスト」の天かす入れ放題と比べると寂しいですが、
牧のうどんのことなので、
言えば天かすも追加してくれるでしょう。
ゴーシ先生は、この量で十分。
ただし、ネギは入れ放題です。

 

f:id:fukuokadays:20201209091731j:plain

 

ゴーシ先生は、見た目や味のバランスを考えて、
この程度にしましたが、周りを見渡すと、
山のようにネギをのせる強者も多いです。

 

『もう、それ、トッピングじゃなくて、
 ネギのうどん和えじゃん…』

 

麺やスープについては、個人の好みもあるし、
多くのサイトでも紹介されているので、
書かないつもりでいましたが、
やっぱり、麺がどんどんとスープを吸い込み、
ふやけ、
「食べても食べてもなくならない」
現象が発生しました。

 

これは、一般的なうどんの製法である
「(冷水での)ぬめり取りと絞め→ざるに上げ→再加熱」
を省いているためです。
麺がどんどんとスープを吸い込むので、
追加スープがデフォルトで提供されています。

 

このスープを作るために、
大量の昆布を使用します。
牧のうどんは利尻昆布の生産量の約7%を消費しているそうです。

 

もともと、ツルツル、シコシコの讃岐系が好きだったのですが、
糸島に引っ越してから、
ブヨブヨ腰抜けが故郷の味の一つになり、
たまに無性に食べたくなる牧のうどんです。

 

牧のうどんは、現在、18店舗展開しており、
糸島エリアには、
加布里本店、今宿店、周船寺店、二丈バイパス店の
4店舗が存在します。

 

 

このように牧のうどんは
糸島エリアのうどん屋さんで
圧倒的なシェアを誇っています。
あの丸亀製麺でさえ立ち入る余地がありません。

 

しかし、そこに殴り込みをかけてきたのが北九州の雄…(つづく)

 

 

 

ライターNo.1 ゴーシ先生

佐藤剛史 Goshi SATO
作家。食育研究家。
九州大学大学院農学研究院助教
1973年、大分県生まれ。農学博士。
年間の講演回数は100回を超える。
主宰する、社会人向け学びの場『大人塾』は
福岡市、北九州市熊本市
佐賀市糸島市長崎市大阪市で開講され
これまでにのべ3000人が受講。
主な著書に
『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社
『いのちをいただく』(西日本新聞社
『すごい弁当力!』(PHP
『食卓の力』(現代書林)など、いずれもベストセラー。
新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数。
TNCももち浜ストア 夕方版』レギュラー・コメンテーター。 
http://goshisato1973.com