お酒とともにある楽しい暮らしを売る『ちきゅう屋』
福岡デイズ、糸島エリア「非おしゃれ」部門担当、
ゴーシ先生です。
今回紹介するのは糸島の小さな酒屋さん、「ちきゅう屋」。
昨日も書きましたが
https://fukuokadays.hatenablog.com/entry/2021/01/01/073000
小さな酒屋さんも、
大型量販店やネットの影響を
モロに受けるお店の一つです。
なぜなら、
どこで買っても味は同じだから。
それならばできるだけ安いほうがいいし
配送してくれたほうがいい。
珍しいお酒だって、
おそらくネットのほうが買えます。
だから、酒屋さんは
お酒を売ったらダメなのです。
では、何を売るのか。
それを見事に体現しているのが
ちきゅう屋さんです。
当然、酒屋さんなので
普通にお酒は売ってます。
日本全国から厳選した日本酒。
地元自慢の九州の焼酎。
味で選んだ世界のワイン。
店主である末松さんが厳選した
珍しいお酒も、当然、売っています。
だけど、珍しいだけのお酒なら
ネットでも買えます。
ちきゅう屋さんが、
お酒と一緒に売っているのは
「ストーリー」。
どこのどんな酒蔵が
どういうこだわりで
どういう思い出
このお酒を作ったか。
この年の出来はどうなのか。
実際飲んでみたらどんな味なのか。
雉琴神社再建支援酒とか、泣かせる。
神社再建を願って、糸島の酒蔵「白糸」が支援酒を出しています! : 糸島のおもろい酒屋・ちきゅう屋のほろ酔いPRESS
だから、ついつい長居してしまうし
「あれも欲しい」
「これも飲んでみたい」
という気になります。
末松さんのお酒への愛情は
酒瓶の首にかけられたpopからも伝わってきます。
「若いころの宮崎美子くらい…」
「河合奈保子さんのような味…」
「菊池桃子さんの歌声くらい…」
「これは中原メイコな酒です」
末松さんは、河合奈保子さんを
味わったことがあるんだろうか(笑)
ちきゅう屋さんが、
お酒と一緒に売っているのは
お客さんとの「関係性」。
店内にも、ニュースレターにも
お客様からの声が掲載されていて
そのすべてにコメントを返されています。
ちきゅう屋さんが、
お酒と一緒に売っているのは「場」。
ちきゅう屋さんは
フロアスペースを開放し、
コンサート、寄席、展示会などを行っています。
つまり、ちきゅう屋さんが売っているのは
お酒とともにある楽しい暮らし
お酒とともにある豊かな時間。
ちきゅう屋さんは
HPよりblogが充実しています(笑)↓
ちなみに、糸島エリアであれば
生ビールサーバーを
レンタル(配達、回収)してくれます。
ゴーシ先生も
庭でBBQするときは
たまにお世話になっています。
ライターNo.1 ゴーシ先生 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*++*+*+*+
佐藤剛史 Goshi SATO
作家。食育研究家。
九州大学大学院農学研究院助教。
1973年、大分県生まれ。農学博士。
年間の講演回数は100回を超える。
主宰する、社会人向け学びの場『大人塾』は
福岡市、北九州市、熊本市、
佐賀市、糸島市、長崎市、大阪市で開講され
これまでにのべ3000人が受講。
主な著書に
『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社)
『いのちをいただく』(西日本新聞社)
『すごい弁当力!』(PHP)
『食卓の力』(現代書林)など、いずれもベストセラー。
新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数。
TNC『ももち浜ストア 夕方版』レギュラー・コメンテーター。
http://goshisato1973.com