超レア『加布里の天然ハマグリ』
福岡デイズ、糸島エリア「非おしゃれ」部門担当、
ゴーシ先生です。
冬の糸島といえば
牡蠣・牡蠣小屋。
しかし、それ以上に
オススメしたいのが
加布里の『天然はまぐり』。
現在、日本で流通しているハマグリの9割は
中国や韓国から輸入されたシナハマグリ。
加布里でとれるハマグリは、
日本特産の固有種です。
実は、1970年後半から、
乱獲などによる個体数が激減し、
休漁が長く続きました。
1997年に発足された
糸島漁協加布里支所「ハマグリ会」は、
漁期、漁獲量、大きさの規定を決めることで、
数少ない天然蛤が育つ環境を作り上げてきました。
その結果、2011年、
全国豊かな海づくり大会の資源管理部門で
農林水産大臣賞が授与されました。
最近では、
- 殻長50㍉未満のハマグリは採っても再放流(県規則は40㍉未満)
- 採取は1人1日10㌔まで
- 1㌔当たり単価は1998年の千円に対して2017年は2000円に。
2017年、「加布里はまぐり漁業」は、
水産資源の持続的利用を進める国際ガイドラインに基づく
「マリン・エコラベル・ジャパン」
に認証されました。
つまり、
天然ハマグリを食べることができる
数少ない地域が加布里なのです。
で、どこで買えるかと言うと
糸島漁協加布里支所。
行ってみると
幟も立っていない
超地味。
商売っ気ゼロ。
まじ、入りづらい。。。
勇気を出して入ると
天然ハマグリの幟がドーン。
おそるおそる
「ハマグリ売ってますか?」
と聞くと
「売ってますが、今日は品切れなんですよ~」
「次、はいるのは、○曜日です」
みたいな。
こうして
2回フラレました。
さすがレア物。。。
で、3度目にして
「ありますよ~」
案内されると
天然ハマグリ!
特大、大、中、小
どのサイズがいいですか?
と聞かれ
「…あ、じゃ、大で」
2100円になります!
そう、販売はキロ単位です。
結局、「大」は売り切れで
中の1900円を購入しましたが…
言っておきます。
中で十分!
めっちゃデカイです。
1kg1900円で
数えてみたら23個入っていました。
1個で考えると
そんなに高くない。
この日は
(汁を逃さないように)
ホイルでくるんで
酒蒸しに。
身が大きくて
プリップリ。
旨味爆発。
子どもたちも
大喜びでした。
食べたい!
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ライターNo.1 ゴーシ先生 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*++*+*+*+
佐藤剛史 Goshi SATO
作家。食育研究家。
九州大学大学院農学研究院助教。
1973年、大分県生まれ。農学博士。
年間の講演回数は100回を超える。
主宰する、社会人向け学びの場『大人塾』は
福岡市、北九州市、熊本市、
佐賀市、糸島市、長崎市、大阪市で開講され
これまでにのべ3000人が受講。
主な著書に
『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社)
『いのちをいただく』(西日本新聞社)
『すごい弁当力!』(PHP)
『食卓の力』(現代書林)など、いずれもベストセラー。
新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数。
TNC『ももち浜ストア 夕方版』レギュラー・コメンテーター。
http://goshisato1973.com